パソコンの選び方

  デスクトップパソコンとノートパソコン どっちがいい?

たとえばあなたが、“ラーメンと日本そばはどっちがおいしい?”と聞かれたらどう答えますか?
もちろん自分の好みはあると思いますが、ラーメンにも日本そばにもそれぞれの味があり、答えられないでしょう。
そもそもそういう質問自体がナンセンスです。

デスクトップとノートどちらも立派なパソコンですが、どちらを選ぶかはユーザーがどのように使うかで決めたらよいのです。デスクトップは大きなモニターを接続することができるし、キーボードはテンキー(右横にある電卓のような数字キー)があり、大きいので打鍵しやすいですが、かさと重量があるので、基本的に持ち運びはできません。
ノートはテンキーなどはありませんが、コンパクトで携帯性にすぐれているので、自宅と会社両方で使用する場合や、家中のどこの部屋でも使用できます。短時間であればバッテリーを搭載しているので、電源ケーブルをつながなくてもよく、インターネットも無線を利用すれば、ケーブルレスで接続できます。

 【結論】

一言でいえば、固定で使用するならデスクトップを、移動することがあるならノートを選べばよいでしょう。ただ一般的には、もし同じ金額を出すなら、デスクトップのほうが高性能な機種を買うことができます。たまにノートを固定で使用されている人がおられますが、置き場所があり移動することがないのなら、ぜひデスクトップを選ぶべきでしょう。

 

  デスクトップ ノート
価格

同じ性能ならノートより安い

同じ性能ならデスクトップより高い

携帯性

原則的に添え置き

移動が自由

電源

100V 電源が必要

充電しておけばバッテリーで使用可能

操作性

操作しやすい

コンパクトな分、少々扱いにくい

耐久性

よい

放熱性でやや不利

拡張性

よい(物によっては外付けになることもあり)

原則的にすべて外付けになる

 

  メーカー製パソコンと自作パソコン どっちがいい?

現在のウィンドウズパソコンは、過去に IBM 社がその仕様を公開したことから、その仕様がスタンダードとなり、メーカーは違っても構成は同じで、いわゆる規格のようになっています( DOSV 機または PC/AT 互換機などとよばれています)。

そのため、その規格にそった部品が多く販売されており、それらを組み合わせれば自分でもパソコンが作れます。これが自作パソコンです(現在流通しているパーツはデスクトップ用のみ)。ただし、自作パソコンは組み立てただけではただの機械で、コンピューターとして機能させるには、基本ソフトであるウィンドウズをはじめ、各パーツを動作させるためのドライバとよばれるソフトや、その他目的に応じていろいろなソフト(ワープロソフトや年賀状ソフトなど)を全部自分で組み込む必要があります。
うまく動作しなくてもいっさいのサポートはなく、基本的に全部自己責任なります。そのかわり各パーツを自由に選べることができるので、自分の思うとおりのパソコンができあがります。また拡張性も非常に高いので、あとからパーツを追加したり、より高性能なものに交換したりできます。外見は大柄で無骨なものになりがちで、メーカー製のようなモニター一体型などは作れません。

金額的には、メーカー製もコストダウンが進んでいますので、必ずしも割安にはなりませんが、作り方によっては安くすむこともあります。たとえば、画像を多くあつかう仕事や、建築や機械の設計などで CAD ソフトを使用する場合などは、処理能力の高いパソコンが必要です。具体的には高速な CPU (コンピューターの頭脳にあたる部分)と大容量のメモリが必須になってきます。そこでそれらのパーツには思いっきりハイスペックなものを選ぶことになりますがDVD やテレビの視聴などは必要ないので、それ用のパーツは省くことができます。
しかし、メーカー製のパソコンで前述の性能を得ようとすると、シリーズの中でも上位のモデルになりますので、本来不必要なテレビ機能などもついてきます。つまり結果的に高額な製品を買うことになり、自由に組める自作パソコンのほうが安くできるのです。


一方、メーカー製(特に国産メーカー)のパソコンはすぐに使える状態でセッティングされています。デザインも洗練されており、デスクトップでもコンパクトでスマートですが、逆にそのスマートさのために拡張性は低く、本体内に機器を増設することはほとんどできません。
しかし、ウィンドウズやワープロソフトなど、一般的に必要なソフトはあらかじめインストールされているので、とりあえずの使用に不便はないでしょう(多くの人はウィンドウズやワープロソフトなどはパソコンの一部と思われているようですが、本来は別のものなのですよ)。
また初心者向けに、操作に困ったときの案内機能なども搭載しており、説明書も項目別に用意されたものが添付されています。昨今はサポート体制も充実しており24 時間体制を整えているメーカーもあります。

 

 また、両者のちょうど中間に位置するのがショップブランドとよばれるパソコンです。いわゆるパソコン専門ショップ(パソコン工房、 Twotop など)が自社ブランドで販売している製品です。外見は自作機に近く、拡張性は高いです。
ウィンドウズは通常インストール済みですがその他のソフトはほとんど入っていません。言うならばショップが作った自作機というイメージです。価格もかなり安く提供されています。サポート体制はほとんどのショップが整えていますが、大手メーカーほどの充実度は期待できないと思われます。

 

さらに、ショップブランドと国産メーカー製の中間に位置するのが、海外メーカー製のパソコンです。中間といっても、国産メーカー製に近く、 DELL やヒューレットパッカードなどが有名で、一度は耳にされたことがあると思います。基本的に家電店などでは販売せず、直販(いわゆる通信販売)を原則としています(一部大手量販店に陳列している場合もありますが)。そのため、中間マージンを省けるので、比較的割安で購入することができます。パーツの組み合わせも自作機ほどではありませんが、ある程度自分でリクエストする( BTO )ことができます。内容的には、国産メーカーのような至れり尽くせりの仕様はされておらず、説明書も国産に比べると貧弱と言わざるを得ません。
サポート体制は国産メーカー並み(もしくはそれ以上)のレベルを整えているところもあり、充実しているといえるでしょう

 

  価格 添付ソフト 動作速度 説明書の充実度 サポート体制 拡張性 初心者度
国産メーカー 普通 多い 普通 良い 良い 悪い
海外メーカー 安い 少ない 速い 普通 良い 普通
ショップブランド 安い ほとんどない 速い やや悪い 普通 良い
自作機 普通 なし 速い なし なし 良い ×

 

  【結論】

さて、一言でパソコンといってもいろいろなタイプがあることはわかっていただけたと思います。それでは初心者にはどのタイプがよいのか?やはり、これはもう国産メーカー製を選ぶべきでしょう。初心者の方はわからないことだらけですから、案内機能や説明書・サポート体制の充実度はこれからの使用にあたってかなりのウェイトをしめるからです。 最初はそれらに助けられながら覚えていき、徐々に初心者を卒業していくと、今度は逆に国産メーカー製の至れり尽くせりの仕様が、かえってわずらわしく感じられるようになってきます。そう感じたとき、 2 台目は質実剛健・機能性重視でぜい肉をそぎ落としたヨーロッパ車のような、自作機寄りのパソコンを選ばれたらどうでしょうか。

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